「書を通して、自由な生き方を伝えたい」
初めまして。教育者・書道家の宍戸瑞鳳（本名：宍戸幸司）です。
この度は大人向け書道教室「enjoy!書道」のホームページへ
お越しいただき、ありがとうございます。
まずは、僕の自己紹介をさせてください。
1981年生まれ。
母のすすめで自宅近くの書道教室に小学校一年生の時から通い始めました。
学校の先生や周りの大人から「素直だね」と言われ、
“よい子”として振る舞うような子どもでした。
大学を目指し浪人するも失敗してしまい、フリーターに。
ちょうどその頃、“よい子”として振る舞うことに疲れたのか
「自分は何をやりたいのか」と急に自分探しを始めました。
そして25歳で教師を志し、再度大学受験をするも、あえなく砕け散り…。
その後、当時の「和民」社長・渡辺美樹氏に影響を受け、
居酒屋に就職したものの、やはり自分の理想の生き方には合わないと判断。
入社式を仮病で欠席しそのまま退職。
在籍期間は試用期間の２ヶ月だけという始末。
20代半ばにして自分探しを続けていく中、
お世話になっていた書道教室の先生の勧めもあり
学歴なし・実績なし・コネなしの「ないないずくし」の状況から
27歳で書道教室を開くことにしました。
最初は右も左もわからなかったのですが
自分で自由に、練習メニューを作れる。
自分で自由に、稼ぎ方、金額を決められる。
これの「自由さ」が僕には合っていたようで。笑
たった一人の生徒から始まった教室ですが、
その一人の生徒が
・どうしたら上手くなるか
・どうしたら集中して取り組めるか
・どうしたらやる気になるか
を夢の中でも、ずーっと考えていました。
自分の書道教室がスタートしてから
通ってくださる生徒さんたちに僕の熱意が伝わったのか
現在までほぼ“口コミだけ”で生徒が集まり、
おかげさまで生徒が100名を超えるまでに大きくなりました。
技術指導にとどまらず目標設定・習慣、・練習メニュー作りまで
生徒の性格や能力に合わせて、
一人ひとりに寄り添った指導を心がけています。
2020年までは子ども向け書道教室がメインでしたが
2021年から新しい取り組みとして
大人向け書道教室を開くことにしました。
パソコンの普及で徐々に文字を書く機会が減っていますが
書道教室に通う子どもたちの親御さんに話を聞いてみると
「いざという時に自分の書く文字が気になる・・・」
というお声をたくさん耳にしました。
「書道」は小学生の授業カリキュラムに導入されているので
誰でも一度は「書道」をやったことがあり
お稽古として「書道」を経験している人が多いです。
なのに、「自分の字に自信が持てない」という人が
多いのは何故なのでしょうか？
僕なりの結論としては
子どもの頃に取り組んでいた「書道」は
お父さん・お母さんからの
「自分の子どもには綺麗な字を書いて欲しい」
という暗黙のプレッシャーがあったと思います。
でも、何事も同じですが
本人の「好き」という気持ちがなければ
なかなか上達しないものです。
そして、書道（毛筆）と実用ペン字（硬筆）には
若干の違いがあり、毛筆がうまく書けても
鉛筆やボールペンで書く文字がうまくなるとは言えないのです。
「大人向け書道教室」をスタートするにあたり
いろいろと調べてみたいのですが
大人になって「書道を始めたい」とおっしゃる方の多くは
単に「綺麗な字を書く」だけが目的ではない方が多いことに
気付きました。
「子どもの頃に書道を習っていて、楽しかったから再開したい」
「子どもの頃を思い出して、お習字に没頭したい」
「墨を使って絵のような文字を書きたい。作品を作りたい」
単に綺麗な字が書けるようになるだけではなく
“禅”や“瞑想”のような効果を期待している人がいることにも気付きました。
であれば、僕が開く「大人向け書道教室」では
単にレッスンをするだけではなく
日本の伝統文化・和文化に関する教養が身についたり、
書道を習う仲間との出会いの場を作ろう！と考えています。
大人になれば、自分の意思で練習をスタートすることができ
子どもの頃よりも格段に上達速度が速いです。
文字が綺麗に書けるようになって、
日本の伝統文化・和文化の教養も身に付く。
話が壮大になってしまいますが、
書道の指導を通して、生徒が学び・成長・創造をすることで
「自由な生き方」を選べるようになるためのお手伝いをしていきたいと
考えています。
そんな「大人の部活」のような楽しい雰囲気で
皆さんと繋がっていければと思っています。
（決してスパルタな部活ではないです。笑）
ご興味がある講座・イベントがあれば
ぜひちょっとだけでも顔を出してみください。
新しいご縁が繋がることを楽しみにしています。
教育者・書道家 宍戸瑞鳳
